今さら聞けない...!超初心者のための新NISA大解説!
今年の1月から大幅に変わった「新NIISA」について、みなさんはもうチェックしていますか?「良くなったらしいけど、イマイチよくわからない」「今さら聞けない…」という方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はその「新NISA」について、はじめての方でもわかりやすくポイントを解説していきます!
まずはNISAの概要を簡単におさらい
まずは、改正前の「旧NISA」について簡単にお伝えします。NISAとは、2014年に始まっており、少額投資を行なう人のための非課税制度です。年間投資額や上限額、運用期間によって「一般NISA」と「つみたてNISA」の2種類が用意されています。
通常は、株式や投資信託の利益には約20%の税金がかかりますが、NISAの制度を使うと利益を非課税で得ることができます。そのNISAをより使いやすくし、メリットが大幅に増えたものが「新NISA」になります。
「新NISA」と「旧NISA」はどう違うの?
次では、従来のNISAとの主な違いを4つピックアップして解説していきます。
ポイントを押さえることで税制上のメリットも大きくなるため、より資産を効率的に増やすことができるようになるでしょう◎
非課税で保有できる期間が”無期限”に
旧NISAでは非課税保有期間に制限があり、一般NISAで5年間、つみたてNISAでは20年間でした。この期間を過ぎると、NISA最大の魅力である「非課税」の恩恵が受けられなくなり、一般投資と同じく約20%の税金を納めなければなりませんでした。しかし、新NISAではつみたて投資枠も成長投資枠も”無期限”になったため、残りの非課税保有期間を気にすることなく投資判断ができるようになっています。
「非課税期間があと少ししかないけれど、ここからもし急落したらどうしよう…」のような悩みを抱える必要がなくなり、自分のタイミングで売却可能になりました◎
口座開設期間はいつでもOKに!
旧NISAでは、口座を開設して投資をすることができる期間が決められており、つみたてNISAは2042年まで、一般NISAは2023年までとなっていました。新NISAでは口座開設期間が恒久化されています(いつでもOK)。「口座開設期間の恒久化」とは、いつまでに口座開設をして投資を開始しなければならないという期限がなくなるということです!これによって、いつからNISAを始めても非課税保有限度額まで投資ができるようになっています♪柔軟性が上がったのは嬉しいポイントです。
非課税保有限度額が拡大かつ再利用可能に◎
従来はつみたてNISAの場合、年間最大投資額40万円×最長20年間の投資で最大800万円まで、一般NISAは年間最大投資額120万円×最長5年間の投資で最大600万円までが非課税保有限度額となっていました。
新NISAでは、非課税保有限度額が1,800万円(成長投資枠は1,200万円まで)までと大幅に拡大されています。
また、旧NISAでは投資できる金額の上限に達した場合、保有商品を売却してもその分の投資枠が復活することはありませんでした。しかし、新NISAでは売却した翌年にその分の投資枠が復活するため、枠を再利用できるようになりました。こちらは旧NISAには全く無かったルールで、より効率的に運用サイクルを回すことができるので、非常に魅力的なポイント。有効活用していきたいところですね☆
年間投資上限額が拡大され投資額アップも♪
旧NISAの投資上限額はつみたてNISAが40万円/年、一般NISAが120万円/年まででした。新NISAでは、つみたて投資枠が120万円/年(従来の3倍の金額)、成長投資枠が240万円/年(従来の2倍の金額)まで拡大されています!
新NISAはつみたて投資枠と成長投資枠が併用できるため、年間で最大360万円を上限に投資可能です。従来の旧NISAのように、どちらか片方を選ぶ必要がなく、旧NISAより多く投資ができるようになっております。金額が大きくなるほど、税制メリットを多く受けられます。