すぐできる花粉症・インフルエンザ予防☆ 〜鼻うがいで万全対策〜
今年は例年に比べて気温が高く、秋晴れの日が多いですね。秋になってからなぜか鼻がムズムズする…中にはそんな方もいらっしゃるかもしれません。そう、秋の花粉症の時期です。秋の花粉症の原因として多いのは、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラなど草の花粉です。目のかゆみや鼻水、くしゃみなどの厄介な症状を引き起こします。
また、花粉症だけでなく、インフルエンザや新型コロナウイルスなども飛沫・接触によって感染し、くしゃみや咳、鼻水などの症状をもたらします。
今回は、秋の花粉対策や感染症の予防にぴったりな”鼻うがい”の方法をご紹介します。やり方をマスターして辛い鼻詰まりやくしゃみから解放されましょう!
「鼻うがい」って知ってる?
「鼻うがい」をご存知でしょうか。鼻洗浄とも呼ばれており、代表的な鼻のセルフケア方法のひとつです。「うがい」と聞くと、口の中に水を含んで喉をガラガラと洗い流すイメージを持つ方が多いと思います。鼻うがいは、鼻の中を洗い流す方法で、花粉やハウスダストなどのアレルギー物質や、雑菌、ウイルスを取りのぞくことができます◎鼻をかんでも出てきにくい粘り気のある鼻水にも効果的で、花粉などによるアレルギー性鼻炎、鼻づまり、副鼻腔炎などの症状を和らげることもできます。日常的に取り入れることで予防的な効果も見込めるので、毎日の健康管理として行うのもおすすめです♪
鼻うがいの正しいやり方
まずは市販されている鼻うがい容器など専用の器具を用意しましょう!
洗浄液も市販のものを使うと便利で簡単ですが、生理食塩水を使って鼻うがいをすることもできます。自作する場合は、浸透圧を調整し、適切な温度にて行う必要があります。
【生理食塩水を洗浄液として使う場合】
食塩4.5g(小さじ1杯弱)に対し、水500mLを混ぜ合わせてください。
※あじしおや他のミネラルを含む岩塩などは使用しないようにしてください。
【鼻うがいの手順】
⑴前かがみの状態になり「あー」と声を出しながら、洗浄液を鼻に流し込みます。
⑵流し込んだ洗浄液を反対の鼻の穴から出します(難しければ流し込んだ鼻の穴から出してもOKです)。
⑶洗浄後は、やさしく鼻をかんで洗浄液が鼻の中に残らないようにしましょう☆
鼻うがいをする際の注意点やポイント
つらい花粉症や風邪の症状が和らぐ鼻うがい。やればやるほど良いのかというと、そうではないようです。注意点やポイントがあるので以下でお伝えしていきます。
やり過ぎ注意!1日2回程度まで
やり過ぎは鼻の粘膜を傷つけてしまい、かえって逆効果になってしまう場合があります。鼻腔には、粘液を分泌して外部の病原体や異物をキャッチする役割があるためです。自分の持っている粘膜のバリアが壊れて、悪い菌の侵入を招くリスクが増大してしまうので、多くても1日2回程度までにとどめましょう!
誤ったやり方は中耳炎になるかも…
鼻の奥には耳とのどをつなぐ管があるので、圧がかかりすぎると中耳炎を起こすことがあります。初回の洗浄時にはゆっくり弱い力で押し、徐々に自分に合った圧力に調整するようにしてください。また、必ず前かがみで行い、あまり上を向かないようにしてください。上を向きながら行うと洗浄液が耳に流れ込んでしまい中耳炎になることもあるようです。
まとめ
いかがでしたか?まだ鼻うがいを試したことのない方は、今回の記事を参考にぜひ一度やってみてください♪この秋冬は鼻うがいで花粉やウイルスから身を守って健やかに過ごしましょう!