意外と知られていない!?摂取を意識すべき「ビタミンB12」

意外と知られていない!?摂取を意識すべき「ビタミンB12」

ビタミンB12とはビタミンB群に含まれる栄養素の一種で、見た目が「赤色」という大きな特徴があります。
例えば赤い液体の目薬を使用したことがありますか?その目薬の成分表示を見ると「ビタミンB12」または「シアノコバラミン」という表記があると思います。あのキレイな赤色はこのビタミンB12によるものです。
ビタミンB12はB1、B2、B6などと比べてあまり聞きなじみが無いという方も多くいらっしゃいますが、ビタミンB12は今後も健やかな毎日を送るためにできれば摂取しておきたい重要な栄養素なのです。
このページでビタミンB12について知り、もしかして不足しているかも!?と思い当たる方がいらっしゃれば、ぜひ意識して摂取してください。

ビタミンB12に期待できること

体調不良の女性/イメージ画像

ビタミンB12は健康面において幅広く役立つと言われています。
具体的にどういったことが期待できるのか、代表的な3つのポイントを押さえておき、合わせて不足するとどうなるのかも押さえておき、摂取の重要性を把握しておきましょう。

眼精疲労を和らげる

冒頭でも「液体が赤い目薬の中にはビタミンB12が入っている」とご紹介いたしましたが、ビタミンB12は神経の保護作用が非常に優秀と言われており、目薬として補えば眼精疲労を和らげてくれることが期待できます。
昨今パソコンやスマホの使用時間が長くなってきたことにより眼精疲労に悩む方は増えています。ビタミンB12が不足すると視神経に支障をきたす可能性があるので、積極的にビタミンB12入りの目薬をさしてアイケアをするようにしましょう。

スキンケア・ヘアケア・頭皮ケア

ビタミンB12は補酵素として健やかな肌や髪の組成成分であるタンパク質の生合成を助ける作用があります。そのため不足すると肌の代謝に悪影響を及ぼしたり、髪の成長を阻害してしまったり、抜け毛の原因になってしまうことすらあります。
また、ビタミンB12は良質な睡眠にも大きく関わっていることがわかっています。寝不足やストレスなどによる睡眠の質の低下は肌荒れにも繋がりますので、健やかな肌と髪だけでなく良質な睡眠のためにもビタミンB12の摂取は強く意識した方が良いでしょう。

貧血予防

ビタミンB12はビタミンB8(葉酸)などと協力して赤血球を作る働きがあります。鉄分を積極的に摂取しているはずなのに貧血気味であるという方は、このビタミンB12が不足している可能性があります。
ビタミンB12が不足して起こる貧血は「悪性貧血」と呼ばれ、眩暈(めまい)だけでなく動機、倦怠感、息切れ、食欲不振などの症状を引き起こすことがあります。貧血をあなどることなく、しっかりとビタミンB12を補給して備えておきたいところです。

ビタミンB12を摂取する方法

ビタミンB12を含む海鮮刺し身/イメージ画像

ビタミンB12を摂取することの重要性はご紹介いたしましたが、摂取方法も具体的に知っておくと、効率よく補給することができます。

食べ物・飲み物から

ビタミンB12は牡蠣などを含む魚介類や藻類、肉類、卵、牛乳などの乳製品などに多く含まれています。加熱調理をしても比較的壊れにくく、水溶性ビタミンに属するのでスープなどの汁物にして摂取することもできます。
ビタミンB12と協力して赤血球を作るビタミンB8(葉酸)と合わせて摂取すると効率の良い貧血予防になりますので、肉類などと合わせて、ビタミンB8(葉酸)が多く含まれるブロッコリーやほうれん草などを合わせて摂るのもオススメです。

サプリメントや医薬品から

野菜や果物からは摂取しづらい栄養素のため、動物性食品をあまり好まれない方は不足してしまう可能性がありますが、サプリメントで摂取することも可能です。
またドラッグストアなどで手に入る医薬品の中には「ビタミンB12主剤」というものもあり、つらい腰痛や肩こり、首コリなどを改善するお薬として販売されています。
これらのお薬の成分表示では「シアノコバラミン」ではなく「メコバラミン」という名前で表記されていることがありますが、機能性が異なるだけでビタミンB12であることに変わりありません。

目薬や化粧品から

食べ物やサプリメントからビタミンB12を摂取しても、ビタミンB12を体のどの部分にどう活用するかまでは自分自身でコントロールできませんので、眼精疲労の緩和やスキンケア、ヘアケア、頭皮ケアなどに用いたい場合にはやはり目薬や化粧品から気になる箇所に直接塗布することがお勧めです。
目薬や化粧品などには「シアノコバラミン」として成分表記されていることが多いので、気になる商品の成分表示を確認してみてください。

ビタミンB12を摂取する際の注意点

ビタミンB12を摂取する際の注意点

ビタミンB12は過剰に摂取しても、必要な分だけしか吸収されず不要な分は排出されるため、あまり取り過ぎなどを気にせず補給することができます。
しかし、ビタミンB12がこれほど幅広い健康面で役立つとは言っても、ビタミンB12だけ摂取していれば健康を維持できるということは決してありません。
そのため他のビタミンやミネラルなど、あらゆる栄養素とバランス良く摂取することを心がけましょう。

sk

この記事の著者:sk

意外と知られていない!?摂取を意識すべき「ビタミンB12」” に対して1件のコメントがあります。

  1. こんにちは、これはコメントです。
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