美容製品売り場に足を運ぶと、似たようなアイテムが無数に並んでおり、どれを選べば良いか分からないと感じることがありますよね。結局、香りやパッケージデザイン、ブランドの知名度などで選んでしまい、思ったような満足のいく結果が得られないこともしばしばあるかと思います。

そこでこの記事では、美容製品選びに困ってしまう方のために、選択の重要なポイントと、その重要ポイントをしっかり抑えるためのオススメ書籍をご紹介させていただきます！

全成分を読み解ければ、化粧品がわかる。

美容製品選びの迷いを解消するためのポイントは「成分を理解すること」です！

美容製品のパッケージには裏側に全成分が記載されています。この成分表を読み解くことで、たとえば

「この商品の成分構成だと、さらさらした使用感だな」

「この商品の成分構成だと、けっこうしっとりというかべたつく感じだな」

「この商品は殺菌に特化して作られているな」

といったように、その製品の特性や使用感を予測できます。

一般的に美容製品は「化粧品グレード」か「医薬部外品」かに分類されますが、化粧品グレードの製品の成分表は、一般的に高機能なものほど成分濃度が高い順に記載されています。化粧品グレードのアイテムを選ぶ際には、このポイントを利用して製品を比較したり使用感や特性を読み解けやすいです。そのため、自分の肌質や目的に合ったアイテムを見つけやすくなります。

「薬用」といった用語はあまり意味をもたないので注意

医薬部外品は順不同なので化粧品グレードと比較すると少し読み解きにくいですが、何が入っているかはよくわかりますので特性を読み解くという意味ではあまり困りません。

注意すべきなのが「薬用」というキーワードです。一見この言葉は「薬のように作用する」というような意味に見えてしまいますが、そういった意味合いを特に期待すべきではありません。あくまで「医薬部外品（＝厚生労働省が一度審査をした製品）である」というマークであるという認識に留めておくことをオススメします。
「薬用だから良い物だ！」と認識してしまうことは危険だと思います。

全成分をポップに知られるオススメ書籍をご紹介

全成分を読み解くといってもそう簡単ではありません。さらに、同じ成分でも化粧品グレードに配合されているときの名称と医薬部外品に配合されているときの名称が異なったりするので、覚えるのはとても大変だったりします。

そこでおすすめなのが、『知れば知るほどキレイになれる!美容成分キャラ図鑑』（西東社│2019/8/10発売│小西 さやか 著）なのです！
この書籍を読めば、一般的に流通しがちな成分がどういう意味を持っているのか、そして化粧品グレードや医薬部外品においてどういう名称で配合されているのかを知ることができます。
内容も堅苦しい論文チックなものではなく、イラストやマンガが散りばめられたポップな仕上がりになっているので、抵抗感少なく読むことができるでしょう。

まずはこの書籍を片手に、今使っている美容製品の全成分を見てみることをオススメします。もちろんこの書籍で全ての美容成分を把握できるわけではありませんが、慣れていくと「美容製品を購入する際に全成分をチェックする」習慣を付けることはできますので、納得のいく選択をすることに繋がるかもしれません。

まとめ

美容製品の選択においては、見た目やブランドだけでなく、製品の中身に注目することが大切です。美容成分に関する知識を深め、製品選びの基準を明確にすることで、自分にピッタリのアイテムに出会えることでしょう。美容成分について学び、製品選びのポイントを掴んで、より充実した美容ライフを楽しんでください。