話題のChatGPT、あなたは今活用していますか？

ChatGPTはその特徴さえしっかり把握していればすごく便利なツールです。
そのためChatGPTとはどういうものかを知っておくことは、あなたにとってとても有益な情報になるでしょう！

ChatGPTとは「OpenAIが開発した大規模な自然言語処理モデル」です。
と言われてもキーワードが難しすぎてどういうものかよりわかりませんよね。
そこで今回は、キーワード検索との違いやSiriの違いなどを見ながら、ChatGPTとはどういうものなのかをできるだけわかりやすくご紹介させていただきます。

ChatGPTとキーワード検索の違い

文章で質問するか、キーワードを入力するか

ChatGPTは名称に「チャット」が含まれている通り、会話形式で情報を取得したり文章を生成できるツールです。
そのため質問入力画面では「ChatGPTとGoogle検索の違いをわかりやすく教えてください。」といったような内容を入力します。日常会話のような形式で回答を得られるため、質問文を作成することが比較的簡単です。

一方でGoogleやYahoo!は「キーワード（＝単語）」を入力します。
「ChatGPTとは」とか「ChatGPT Google 違い」といったように、単語区切りで得たい情報を絞っていきます。
実はこの作業、「検索力」ともいえる一つの技術が必要になり、これがないとなかなか自身の思うような情報に辿り着くことができません。

回答をダイレクトでもらうか、自身で探すか

ChatGPTは与えた質問に対する答えを文章形式でダイレクトに回答してくれます。
1,000文字以内でと指定すれば1,000文字以内にまとめて回答してくれるし、
「箇条書きにしてほしい」と指定すれば箇条書きで回答してくれます。
一見、欲しい情報をピンポイントで回答してくれそうな魅力を感じますが、
ChatGPTは「確率」で文章を作成しています。

つまり、5兆もの言葉をデータベースに集め、「この文章の流れならこの単語の次にくる単語はコレの確率が高い、だから助詞はコレ」の連続で文章を生成しているに過ぎないのです。
そのため、回答の内容＝真実　ではなく、むしろ「○○とは」「△△について教えて」といったような辞書的な使い方にはあまり向いていないことを認識しておくべきです。

情報を得るためのツールではなく、ある情報に沿った文章を作成してもらうツールだと認識すると使いやすいかもしれませんね。

一方でGoogleやYahoo!などでのキーワード検索だと、
その単語に関連したWEBページがGoogle等のおすすめ順に表示されるだけなので
ご自身で各サイトにアクセスし、その信ぴょう性を見極めて情報を収集しなければなりません。しかしその分情報を比較検討できますので、情報の正確性と向き合いやすいです。

ChatGPTとSiriの違い

ChatGPTとiPhoneなどApple製品でおなじみのSiriはAI（＝人工知能）が活用されているという共通点があり、よく比較されることがあります。それぞれのツールの違いを比較すると、ChatGPTとはどういうものかがより見えてきます。

情報の源や範囲が違う

ChatGPTのデータベースに集まっている情報量は間違いなく膨大であり、例えば健康、美容、ライフスタイルなど女性の日常生活に関連するトピックについてのアドバイスや情報を提供できますが、ChatGPTは2021年8月までの情報しか保持していません。つまり「2023年に人気の化粧水は？」と聞いてもChatGPTは答えを知らないため回答することができません。
しかし未来予測をすることは可能なので、「2024年のメイクのトレンドを予想してくれ」とお願いすれば回答してくれるでしょう。
一方でSiriはインターネット上やデバイス上の情報を活用して質問に回答したりタスクを遂行するため、明日の天気を聞いても教えてくれます。

提供情報のパーソナライズ度合い

ChatGPTは会話の文脈を理解するために、会話データを学習します。そのため前回の質問を踏襲した質問、すなわち「回答のここの部分についてもっと詳しく」とか「箇条書きをもう２つ増やして」といった会話の継続ができます。しかし質問文に個人情報や機密情報が含まれている場合、それらを覚えられてしまい意図せず流出してしまう危険性もあるので注意が必要です。

一方でSiriは個人のプロファイルとの連携が可能であり、個人の好みや習慣に基づいたサービスを提供します。例えば、好きなレストランの予約や音楽の再生など、パーソナライズ化されたサポートを受けることができます。

文章入力か音声か

ChatGPTは普段の日常会話で話すような文章を入力すれば回答を得られますが、あくまで「手動で入力する」ことが必須です。

しかしSiriは音声コマンドで操作できるため、料理中や運転中など、手が塞がっている状況でも便利で、情報の取得だけでなく予定確認やメッセージ送信などのタスクも効率的にこなすことができます。

デバイスなど使用環境の違い

上記を見るとSiriの方が優秀なのではないかという印象がありますが、SiriはiPhoneなどのApple製品でしか使えないというところが大きな問題です。ChatGPTはAndroidでもWindowsでも問題なく使えます。

またChatGPTはアプリによってオフライン状態でも使用できますが、Siriはインターネット接続が必要です。オフライン状態では一部の機能が制限されてしまうことがあります。

まとめ

いかがでしたか？

ChatGPTは、キーワード検索ではなかなか答えを得られずまとめきれないような、ある程度の創作性を必要とする文章を生成するという役割を与えると大活躍するツールと言えそうです。しかもデバイスを選ばずに使えます。
辞書や百科事典的な役割ならば、今まで通りキーワード検索やSiriに期待する方が賢明かもしれませんね。
上記の特徴を踏まえ、ご自身での活用シーンをぜひ想像してみてください。

sk

この記事の著者：sk

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